格付け、グレード制
JRAが主催する競馬の重賞レースの全てに国際グレードが表記されるようになったのは、2010年からでつい最近までは「格付け」イコール「グレード制」にはなっていませんでした。そのためステップレースで違和感を感じるようなこともよくあり、例えばG1の安田記念のステップレースである京王杯スプリングカップは2001年に国際グレードⅡ、つまりGⅡレースとして認定されました。
そのためそれ以降、京王杯スプリングカップは国際グレードレースとなりましたが、本番のG1レースである格上の安田記念はその時点でまだ国際グレードレースとして認められていませんでした。安田記念が国際グレードレースになったのは2003年の事で、京王杯スプリングカップの2年後となります。
2009年に日本グレード格付け管理委員会が発足し、グレードを定めることとなり、JRAの全重賞競争を国際競争としたため、前述の通り2010年からは格付けの無いレース以外は全て国際グレードを得られるようになりました。
しかし2001年当時はJRAではG1レースなのに国際グレードではG2レース扱いとなってしまい、おかしいためあえて国際グレード申請をせず、このような状態となってしまったのです。JRAは競馬のレベルであるパート1入りを目指して、国際競争を増やすなどの努力をしてきました。
その結果、2007年度からパート1国への昇格が決定したのですが、パート1として認められる以前は、このような矛盾も発生していたのです。そのため近年の有名な名馬、ディープインパクトも国際G1・G2勝利馬ではなく、単なるG1・G2勝利馬と明記されているのはこのためなのです。
2011年11月29日
